各地の花火大会情報

花火の種類

 

花火大会で見られる花火にはいろいろな種類があります。花火大会を主催している団体の予算やスポンサーの意向などにより、打ち上げられる花火は変わってきますね。

 

 

花火の種類を紹介しましょう。
割物花火です。これは日本の伝統的な花火と言えるかもしれませんが、単発の割物です。直径30cmもある尺玉(10号玉)は花火大会では王道とも言えるものです。複数の色を出し、2重、3重に広がり複雑な細工をするには7号玉以上の大きさが必要です。花火師の技術力と独創性を出すための花火と言えるのかもしれません。

 

 

菊型の割物はよく見られる花火ですが、技術的には高度なものだと言われています。夜空に広がった時に、点となるのが牡丹花火で、細い線を描くように見えるのが菊と呼ばれています。同じ割物でも全く印象が異なるのです。あなたはどちらが好みでしょうか。

 

 

伝統的な割物も花火大会ではたくさん見られるのですが、最近の傾向としては新しい花火が打ち上げられることが多くなりました。いわゆる型物です。これは割物の一種ですが、単純な丸ではなく、テーマを決めてその形を花火の軌跡で作り出すのです。その中でも土星はポピュラーな部類になるかもしれません。ハート形、星形、蝶々、扇など自由な発想で作り出すことができます。花火で夜空に絵を描く感じでしょうか。色もユニークなものが多くなります。若手の花火師たちが、アート心で作っているのでしょうか。もちろん、これらの技術は伝統の技がなければ作り出すことはできません。